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故宮博物院の南部院区、ようやく着工へ【表】


ニュース 商業・サービス 作成日:2011年10月7日_記事番号:T00033006

故宮博物院の南部院区、ようやく着工へ【表】

 呉敦義行政院長は6日、国立故宮博物院南部院区(故宮南院)の建設工事を18日に嘉義県内で着工し、2015年の開館を目指すと発表した。中央社電が伝えた。


呉敦義行政院長(左2)は「故宮南院は南部の民衆の期待を集めている。景観計画などの問題が順次解決され、計画を再始動させることを決めた」と述べた(6日=中央社)

 故宮南院は、台北市の故宮博物院の分院として建設されるもので、敷地は太保市、朴子市、六脚郷にまたがる70ヘクタール。敷地内は博物館、庭園、人工湖エリアから成る。博物館は「アジアに開かれた扉」をコンセプトに、アジアの文化芸術に関する展示が主体となる。

 故宮南院の建設計画は、民進党政権下の2004年に決定され、当初計画では2008年に完成予定だった。しかし、工事管理会社との契約解除に伴うトラブル、国民党政権発足後の予算削減などで、建設構想が二転三転し、着工のめどさえ立たない状況となっていた。その後、昨年10月に計画の修正案が閣議了承され、着工に向けた準備が進められてきた。

 建設費は当初構想では79億3,400万台湾元(約200億円)となっているが、水害防止のため土地のかさ上げを行う予定で、工事費がやや増える見通しだ。