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ウルトラブックの筐体、金属からグラスファイバーへ


ニュース 電子 作成日:2011年10月7日_記事番号:T00033017

ウルトラブックの筐体、金属からグラスファイバーへ

 7日付電子時報によると、超薄型軽量ノートパソコン「ウルトラブック」を世界で初めて発売した宏碁(エイサー)は、同製品に使用する金属筐体(きょうたい)が供給不足で価格も上昇しているため、第2弾の15インチ製品にグラスファイバー筐体を採用すると観測されている。神基科技(ジータック・テクノロジー)傘下の漢達精密(MPT)と供給について協議中のようだ。グラスファイバーは金属製に比べコストが安いという利点もある。

 ウルトラブックは、華碩電脳(ASUS)、聯想集団(レノボ)、東芝も発表しており、いずれも金属筐体を使用している。来年にはデルやヒューレット・パッカード(HP)が追随し、ますます金属筐体の供給不足が深刻化するとみられている。

 ウルトラブック用の金属筐体は製造工程が複雑で、大量生産できないことも供給不足の一因だ。ある筐体メーカーによると、コンピュータ数値制御装置(CNC)1台当たり1枚に3時間かかるため、1日8枚しか生産できない計算だ。