ニュース 電子 作成日:2011年10月7日_記事番号:T00033021
アップル創業者、スティーブ・ジョブズ前最高経営責任者(CEO)が5日死去したことを受け、台湾の電子業界からも追悼の声が相次いでいる。7日付工商時報などが報じた。
シンガポールに滞在している曹興誠・UMC名誉董事長も「時代を画した偉大な人物だった」と振り返った(6日=中央社)
アップル製品の受託生産で重要なパートナーとなっているEMS(電子機器受託生産サービス)世界最大手、鴻海科技集団(フォックスコン)の郭台銘董事長は、めったに出すことのない署名入りの声明を発表。「世界は真のヒーローを失った。わたしも一人の友を失った」と率直に悲しみの念を示した。郭董事長はジョブズ氏について、「彼は発明家ではない。彼の偉大さは、先見の明を持って多くの発明家の技術を統合したことにある」と評している。
またファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長は、「われわれは真に未来を見通すことのできる者を失った」と哀悼の意を示し、「ジョブズ氏はコンピューターの姿を変え、モバイル機器を定義し、これまでになかったものを創造した」とその功績をたたえた。
さらにアップルとはライバル関係にあるスマートフォン大手ブランド、宏達国際電子(HTC)の周永明執行長(CEO)も「彼がハイテク産業にもたらした貢献と影響に最大の敬意を示す」とコメント。PCブランド大手、宏碁(エイサー)創業者の施振栄・前董事長は「アップルは台湾のハイテク産業に新たな道を開き、ジョブズの新しい経営モデルはパートナーに多くの利益をもたらした」として、「王道を行き、天下を得た」と賞賛した。
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