ニュース 社会 作成日:2011年10月11日_記事番号:T00033023
今年2011年は中華民国建国100周年。建国記念日に当たる10月10日の双十節は、「百年好合(末長くむつまじく暮らす)」、「十全十美(円満で欠けたところがない)」など縁起の良い言葉と通じることから、各地で結婚式が集中した。中には、国際結婚や兄弟・姉妹がそれぞれ同日に結婚したケースもあった。
この日、台北市では台北アリーナ(台北小巨蛋)で過去最高となる327組のカップルが合同結婚式を挙げた。その中には日本の東日本大震災がきっかけで結婚した李忠翰さん(男性)と周佳儀さん(女性)のカップルも。李さんは、震災当時日本にいた周さんを心配して台湾から1,000回を超える国際電話を掛けて探した。これが周さんを感動させ、生涯を共にすることを決意したという。
嘉義市では10月10日午前10時10分に、50組が合同結婚式を挙げた。そのうち、朱彦儒さんと朱彦霖さんは33歳の双子の兄弟で、新婦となった女性は2人とも誕生日が1982年1月19日という偶然。125組が合同結婚式を挙げた新北市でも、林淑佳さん、林淑威さん姉妹のように、兄弟・姉妹が同じ日に結婚するケースがみられた。
合同結婚式を挙げた嘉義市の張哲豪さん(男性)、基隆市の江文君さん(女性)は、自身が10月10日生まれで、誕生日と結婚記念日が同じに。新郎が日本人やカナダ人という国際結婚カップルもあった。
おめでたいのは結婚だけにあらず。台北市の劉さん夫妻は去年の双十節に結婚。今月19日の出産予定日を待たずして10日に自然分娩(ぶんべん)で男児(3,500グラム)が誕生した。「末長く」を意味し縁起がよいとされる民国99年9月9日に結婚した台中市の洪さん夫妻は、もともと4日の出産予定日が遅れ、10日午前0時18分に女児(2,850グラム)が誕生。
台北長庚医院によると、これら10月10日生まれの「国慶宝宝(建国記念日ベビー)」は、今年は昨年より15%ほど増えているようだ。同医院では25%も多いという。
結婚記念日や誕生日が双十節のメリットは、覚えやすく、しかも毎年花火が鑑賞できることだろう。
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