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輸出伸び悩み、9月も前年比1けた成長【図】


ニュース その他分野 作成日:2011年10月11日_記事番号:T00033028

輸出伸び悩み、9月も前年比1けた成長【図】

 財政部が7日発表した9月の輸出総額は前年同月比9.9%増の246億1,000万米ドルで、8月(同7.2%増)、5月(同9.5%増)に続く金融危機以来で3番目に低い伸び率だった。8日付工商時報などが報じた。

 林麗貞・財政部統計長は、第3四半期の輸出総額は785億3,000万米ドルで、行政院主計処の当初予測806億3,000万米ドルを21億米ドル下回ったと指摘。特に、台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)の連続爆発・火災事故を受けた稼働停止・検査の影響で、石化・化学製品の輸出が予測を4億1,000万米ドル下回ったことが響いたと説明した。また、第1~3四半期の輸出総額は前年同期比15.0%増の2,326億6,000万米ドルにとどまり、通年目標3,164億米ドルは下方修正を迫られていると語った。

 一方、経済部関係者は、世界景気が二番底に陥ることはないとの見通しを示し、米アップルや宏達国際電子(HTC)のスマートフォンおよびタブレット型パソコン人気により、今年の輸出総額は前年比15~20%増が見込め、金融危機当時のような冷え込みはないとの見方を示した。