ニュース 電子 作成日:2011年10月11日_記事番号:T00033047
台塑集団(台湾プラスチックグループ)系列のDRAM大手、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)は7日、董事会で増資による77億台湾元(約195億円)の資金調達を決議した。調達資金は30ナノメートル製造プロセスの開発と累積債務の償還に充てる。増資の実施時期は未定。8日付工商時報が伝えた。
同社は今年第2四半期までに455億9,000万元の累積赤字を抱えている。DRAM価格の低下と景気低迷を受け、6月中間決算は79億5,400万元の赤字となっており、第3四半期までに今期の赤字が100億元を突破するのは避けられれない見通しだ。こうした中、同社は運転資金が不足し、増資を迫られた格好だ。
今回の増資では、1株当たり7元で、新株11億株を発行する。しかし、一部の既存株主は、増資を引き受けるかどうか不透明で、場合によっては、引受先が決まらない新株を台プラが引き受けることもあり得る。
イノテラの増資後の資本金は約574億元となり、DRAM業界では力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)の554億元を上回り、南亜科技に次ぐ規模となる見通しだ。
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