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TSMCとUMC、9月ともに減収【図】


ニュース 電子 作成日:2011年10月11日_記事番号:T00033049

TSMCとUMC、9月ともに減収【図】

 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が7日発表した9月連結売上高は、前月比11.26%減、前年同月比11.24%減の334億600万台湾元(約845億円)で今年2番目に低い水準だった。また聯華電子(UMC)の9月売上高は前月比0.29%減、前年同月比24.67%減の81億7,600万元で6カ月連続で減少、過去28カ月で最低となった。8日付蘋果日報などが伝えた。

 TSMCの第3四半期の連結売上高は前期比3.64%減の1,064億8,300万元、証券会社の予測値5.9〜7.8%減よりも良かった。UMCの第3四半期売上高は同10.52%減の251億8,700万元で、同じく前期比11〜13%減の予測値は上回った。

 張忠謀TSMC董事長は第3四半期に行った業績説明会で、顧客の在庫調整は8〜9月にほぼ済んでいると説明し、第4四半期は生産ライン稼働率と売上高が前期比で改善するとの見通しを示していた。一方、孫世偉UMC執行長(CEO)は、末端需要が弱いことなどから、第4四半期の状況は「引き続き観察が必要」との見方だ。

 ある証券会社は、欧米市場の景気悪化、クリスマスシーズンの購買意欲不振で、第4四半期の売上高は、TSMCが前期比5%減、UMCが1割程度の減少になるとみている。