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台北紡織展が開幕、出展企業が過去10年で最高【表】


ニュース その他製造 作成日:2011年10月12日_記事番号:T00033064

台北紡織展が開幕、出展企業が過去10年で最高【表】

 毎年恒例の第15回台北紡織展(台湾イノベーティブ・テキスタイル・アプリケーション・ショー=TITAS)が12日、台北世界貿易センター展示場1館(台北世貿一館)で開幕した。出展企業は345社、展示ブースは580個で、過去10年来で最高となった。会期は14日までの3日間。12日付工商時報が伝えた。

 中華民国紡織業拓展会(紡拓会)の葉義雄董事長は「海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)効果で今年の(台湾の)紡織業生産額は200億~300億台湾元伸び、5,300億元(約1兆3,000億円)に達するとみられる。第4四半期も景気は落ち込まず、通年で輸出は前年並みが見込める」と述べた。主催者側は、期間中の成約額が昨年を10~15%上回ると期待している。

 台湾企業の展示品では、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)が独自開発した高湿係数レーヨン綿 「フォーモテクス」、同社がチッソからの気相重合法導入で生産した繊維級ポリプロピレンパウダー、福懋興業(フォルモサ・タフタ)が展示する単方向吸湿性繊維「トランスウノ」などが注目される。

 一方、今年はECFAによる市場開放を反映し、蓋奇織染服飾、福建聯邦三禾紡織貿易、山東魏橋紡織集団、上海華盛紡織など中国企業69社が初出展している。中国のスポーツ用品ブランド「李寧」、男性衣料の「七匹狼」(福建七匹狼実業)などが商談会を開く予定だ。