ニュース 自動車・二輪車 作成日:2011年10月12日_記事番号:T00033070
スズキ車の代理販売などを手がける太子汽車工業(オート21)の労組は11日、会社側が未払い賃金の支払いに応じないとして、台湾全土で無期限ストに突入すると発表した。中央社電が伝えた。
太子汽車の社員たちは「給料を渡せ」と叫んで抗議した(11日=中央社)
会社側は当初、今月7日から未払い賃金を段階的に支払うとしていたが、約束が実行されなかったため、11日には北部の従業員300人が台北市内の本社に詰め掛け、抗議活動を行った。スト権は先月、組合員の4分の3の賛成で確立されている。
組合側は、過去2~3年の未払い賃金が総額2億3,000万台湾元(約5億8,000万円)に達すると主張している。未払い分がある社員は800人以上で、最高で10カ月分の賃金が未払いだという。
同労組の劉峰期理事長は「社員の中には生活に困窮し、自宅が競売にかけられたり、健康保険証が使えなくなったりする人が多く、家庭不和に陥る人もいる」と訴えた。
太子汽車の李欽財総経理は「社員には申し訳なく思っており、解決に向けた誠意を抱いている。台北市敦化南路の本社ビルは20日に競売が実施される予定で、会社側は労組に十分な担保品を提供するとともに、資金の緊急調達と資産処分で、速やかに賃金を支払いたい」と説明した。
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