ニュース その他製造 作成日:2011年10月13日_記事番号:T00033097
シリコンウエハー大手の中美矽晶製品(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、SAS)は12日、遠雄企業集団(ファーグローリー)などが出資する太陽電池メーカー、元晶太陽能科技(TSEC)と、3億米ドル、5年間のシリコンウエハー供給契約を交わした。太陽電池市場が低迷する中で、珍しい大型契約となった。徐秀蘭SAS総経理は「材料の供給だけでなく、技術の共同開発などさらに関係を深めていきたい」と語った。13日付経済日報が報じた。
なお徐総経理は、「第4四半期の太陽電池市場は、例年の非需要期に加え、欧州債務不安の影響で投げ売りが続くと予想される」と悲観的な見方を崩していないが、市場の供給過剰懸念については「現在、世界全体の太陽電池生産能力35ギガワット(GW)に対し需要は約20GWと明らかに需給バランスが崩れているが、長期的に見れば人類が必要とする電力需要には追いついておらず悲観はしていない」と強調した。
SASの上半期純利益は12億5,000万台湾元(約32億円)と業界では群を抜く好業績を記録した。証券会社は「太陽電池業界は第3四半期も低迷が続いたが、SASが赤字に陥ることはない」とみている。
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