ニュース 社会 作成日:2011年10月14日_記事番号:T00033115
民進党政権下の第2次金融改革をめぐり、陳水扁前総統と夫人の呉淑珍氏らが元大金融控股、国泰金融控股から受け取った約5億台湾元(約12億7,000万円)の献金が賄賂に当たるとして収賄罪で起訴された裁判で、二審の台湾高等法院は13日、一審の無罪判決を破棄し、陳前総統に懲役18年、罰金1億8,000万元、公民権停止9年、呉氏に懲役11年、罰金1億200万元、公民権停止8年の判決を言い渡した。
判決を受けて刑務所に戻る陳前総統(左)。「選挙を前にした政治判決」と批判のコメントを発表した(13日=中央社)
また、収賄による所得を隠匿し、マネーロンダリング(資金洗浄)の罪に問われた陳致中氏(陳前総統の長男)に懲役1年、罰金400万元、その夫人の黄睿靚氏に懲役6月、罰金200万元の判決を下した。
昨年11月の一審で、台北地方法院は、陳前総統が金融機関の合併について、側近を通じて関与しても、総統が行使し得る職権には当たらず、献金に賄賂性があったとは認定しにくいとして、陳前総統夫妻に無罪判決を下していた。しかし台湾高等法院は、陳前総統が2005年にテレビ番組に出演した際に「第2次金融改革をわたしが取り組む最大の改革と位置づけ、拒む者はみな更迭する」と発言していたことから職権を行使していたと判断、一審判決を覆した。
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