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台プラ第6ナフサで男性自殺、操業再開に向け過労か


ニュース 石油・化学 作成日:2011年10月14日_記事番号:T00033122

台プラ第6ナフサで男性自殺、操業再開に向け過労か

 13日午前10時ごろ、台塑集団(台湾プラスチックグループ)の第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)で配管工事の監督を担当していた男性作業員が高所から転落し、死亡した。飛び降り自殺を図ったとみられている。14日付聯合報が伝えた。

 雲林県政府労工処の調査によると、男性は当日、知人の携帯電話にあてて、「工業安全の監督を任せられたが、要求を満たすことができなかっため死んで謝罪する」とのショートメールを送っていた。男性は高さ25メートルの作業台から飛び降りたとみられ、12メートル下の施設上に倒れていた。

 男性の父親は前夜、上司と口論になったことなどが書かれたショートメールを受け取っていたことを明らかにし、台プラ側に詳しい説明を求めた。男性は来週挙式予定だった。

 地元県議は「(相次ぐ爆発・火災事故の後)操業再開を急ぐあまり、過労が重なったのではないか」と話した。