ニュース 金融 作成日:2011年10月17日_記事番号:T00033152
保険事業発展中心の統計によると、今年1~7月の台湾生保業界全体の保険料収入は1兆2,000億台湾元(約3兆1,000億円)で、前年同期を5.3%下回った。生保業界は金融危機が起きた2008年でも保険料収入を伸ばした実績があり、保険料収入が通年で減少すれば史上初となる。17日付経済日報が伝えた。
生保業界は近年、利率変動型年金保険の販売に力を入れ、主に銀行経由の販路で伸びた。しかし、行政院金融監督管理委員会(金管会)は、年金商品を「短期預金商品」として販売するのは不適切だとして、昨年9月以降は、契約2年目までの解約時に解約費の徴収を義務付けた。このため、利率変動型年金保険の販売が一気に落ち込み、生保業界の業績を直撃した。
国泰金融控股の林昭廷総経理は「利率変動型商品による保険料収入が減ったことが原因ではないか。これまで保険料収入の伸びが速すぎただけに、調整も良いことだ。商品構成の健全化を図ることができる」と述べた。
金管会関係者は「保険業者が保障を重視する従来型の保険商品に力を入れ、保険の基本的な役割を発揮してほしい」と述べた。
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