ニュース 電子 作成日:2011年10月18日_記事番号:T00033195
パソコンなどの筐体(きょうたい)メーカー、可成科技(キャッチャー・テクノロジー)は17日、中国・蘇州工業園区の工場が生産を停止したと発表した。近隣住民から異臭がするとの訴えがあり、現地政府に稼働停止を命じられたためで、10月末までに改善工事を終え、再開の認可を受けたいとしている。18日付工商時報などが報じた。
洪水樹キャッチャー董事長。台湾メーカーが環境問題を理由に中国政府から稼働停止を命令されたのは初のケースだ(17日=中央社)
キャッチャーの蘇州工場は、アップルの超薄型軽量ノートPC「MacBook Air」など向けに金属筐体を生産している。洪水樹・同社董事長によると、操業停止となった生産能力はグループ全体の4割前後だが、蘇州内の別の工場や台南工場による支援が可能だという。ただ、10月は在庫で対応できるため売上高への影響は2割ほどだが、11月も生産を再開できない場合、売上高の4割に影響が出ると懸念している。
洪董事長はまた、抗議を行った住民が工場から2キロメートルも離れたところに住んでおり、稼働を停止していた中国の国慶節(10月1日)連休期間中にも異臭がしたと訴えている点に疑問を呈した。
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