ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

初潮来ない34歳美女、男のシンボル見つかる


ニュース 社会 作成日:2011年10月19日_記事番号:T00033204

初潮来ない34歳美女、男のシンボル見つかる

 台北市立聯合医院の産婦人科を、ひとりの若い女性が訪れた。彼女は金融業界で働く34歳。174センチメートルの長身美女で、下腹部のかゆみに悩んでいるという。医師が「月経は正常ですか?」と尋ねると、彼女は「ずっとないんです」。しかし、恋人がいて性行為もあるというので、医師は妊娠の可能性もあると考えて内診を試みたが、どういうわけか、子宮頸部(膣から子宮に至る部分)に触れることができなかった。

 そこで、腹部超音波検査をしてみると、彼女の下腹部には直径1〜2センチの発育不全の睾丸(精巣)が2つあることが判明。子宮や卵巣はなかった。さらに染色体を調べたところ、彼女はなんと男性型である「XY」の性染色体を持っていた!

 医師による診断は、男性への性分化に障害を生じるアンドロゲン不応症(AIS)で、発生率は10万人に4人という非常に珍しい「仮性半陰陽」。膣の端は閉塞状態で、子宮頸部や子宮、卵巣はなく、そのかわり睾丸が体内にとどまっている状態だった。彼女はのど仏もなく、胸もふくらんでおり、誰が見ても女性だったが、実は両性を備えたいわゆる「半陰陽者」「インターセクシュアル」だったのだ。

 34年間女性として生きてきた彼女にとって、診断結果はショックだったに違いない。体内の停留精巣はがん化リスクが高いため、摘出手術を受けることになった。彼女のそばには、付きっきりで看護する恋人の姿があったという。外見は女性でも体は完全な女性ではないため、今後は女性ホルモンを定期的に補充する必要があるという。