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アパレルの台南企業、中国で韓国ブランド導入


ニュース その他製造 作成日:2011年10月19日_記事番号:T00033213

アパレルの台南企業、中国で韓国ブランド導入

 アパレル大手の台南企業傘下で、中国で事業を展開する台南企業開曼控股(ケイマン諸島登記)は、3月に代理店契約を締結した韓国の人気婦人服ブランド「ボイス・オブ・ボイス(VOV)」のショップを、9月に北京、上海、杭州の百貨店内にオープンした。またこのほど上海では同ブランドの秋冬ファッションショーを開催した。今後、単店での年間売上高600万~1,000万人民元(約7,200万~1億2,000万円)と見込む。開曼控股は今年、同ブランドの展開・宣伝費用に1,800万人民元を投じる計画だ。19日付経済日報が報じた。

 開曼控股は中国で紳士服の「TONY WEAR」、婦人服の「EMELY」など自社ブランドを展開しており、中国市場で一定のシェアを得ている。

 呉道昌・同社総経理によると、ここ数年、欧米ブランドが相次いで同市場に進出しており、これに脅威を感じる開曼控股も積極的に世界的ブランドの導入を図っている。こうした中、中国消費者の韓国ブランドに対する購買意欲が高いことに注目し、2年を
かけてVOVの代理権獲得にこぎつけた。

 証券会社は、今年の開曼控股の利益はVOV投入により15%増の1億5,000万台湾元(約3億8,000万円)に達するとみている。