ニュース 石油・化学 作成日:2011年10月19日_記事番号:T00033214
台塑集団(台湾プラスチックグループ)は、第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)の第5期拡張事業について、第2次環境影響評価に必要な書類の提出を来年末まで先送りする方針を経済部工業局に伝えた。これにより、第5期拡張事業の始動は2013年以降にずれ込む見通しとなった。19日付経済日報が伝えた。
同プラントでは昨年来、爆発・火災事故が相次ぎ、操業中止の上、来年までかけて安全検査を進める方針。現在の状況では、先行する第4期拡張事業の安全対策強化が先決となっており、第5期事業の第2次環境影響評価を進めることは事実上困難だ。
このほか、国光石化科技(KPTC)の大型石油化学プラント建設が見送られたことで、石油化学プラントの新規建設に対する風当たりが強まっており、台プラグループが台湾での新規投資に消極的になっている点も一因とみられる。
一方、経済部工業局は、台プラグループの対中投資に関連し、台湾で同等の投資を行うことを強く求めている。このため、浙江省寧波プラント第2期の投資認可に影響が出る可能性も否定できない。
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