ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年10月19日_記事番号:T00033218
中国鋼鉄(CSC)の鄒若斉董事長はこのほど、2015年末までに22億~25億米ドルを投じ、海外の鉱山権益の取得を進める計画を明らかにし、「年内に少なくとも1カ所は取得したい」と述べた。原料コストが上がり鉄鋼メーカーの収益を圧迫する中、石炭や鉄鉱石原料の約30%、年間約900万トンを自社で調達したい考えだ。19日付経済日報が伝えた。
CSCが毎年消費する原料の量はコークス用炭が1,000万トン、鉄鉱石が2,000万トンで、総コストの7割を占める。CSCが権益を持つ鉱山からの原料調達の割合は現在2%という。
関係者によると、CSCはオーストラリアを主な投資目標として石炭・鉄鉱石メジャー5社と権益取得の協議を続けているという。
鄒董事長は、高品質の原料を手に入れようとすれば選択肢は世界でも限られているとした上で、鉱山権益の取得はコスト構造改善のためであり、財務投資ではないと説明した。CSCは日本の鉄鋼大手と鉱山資源の共同開発も視野に入れている。
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