フレキシブルプリント基板（ＦＰＣ）の毅嘉科技（ICHIAテクノロジーズ）は18日、ＳＭＴ（表面実装技術）の生産能力増強のため、中国・蘇州で第２期拡張工事の第３工場エリアでくわ入れ式を行った。19日付電子時報が伝えた。
新工場は投資額は1,000万米ドル、ＳＭＴ生産ラインをまず10本設置し、来年６月の完工を目指す。第３四半期に19本、来年第４四半期には45本まで増やす計画だ。
毅嘉は現在、新北市林口工場と蘇州第１期工場でＦＰＣを主に生産している。蘇州工場の拡張に伴い、同社のＦＰＣ月産能力は第３四半期時点の９万2,000平方メートルから、来年第２四半期に12万平方メートル、同年第４四半期に15万平方メートルまで増える見込みだ。
呉楽生・同社執行長は、アップルの最新基本ソフト（ＯＳ）「ｉＯＳ５」やマイクロソフト（ＭＳ）の次期ＯＳ「Windows8」でタッチパネル携帯電話の需要が喚起され、ＦＰＣも来年第１四半期まで見通しが良いと語った。
