ニュース 電子 作成日:2011年10月19日_記事番号:T00033221
米アップルと韓国のサムスン電子が、スマートフォンをめぐる特許紛争をエスカレートさせ、半導体分野での両社の関係にひびが入るのではないかとの観測が浮上する中、サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)社長は19日、少なくとも2014年まではアップルにスマートフォン用のプロセッサーを継続供給する方針を明らかにした。これにより、台湾積体電路製造(TSMC)がサムスン電子に代わり、アップル向けのプロセッサーを大量受注できるかどうかは微妙な状況となった。
韓国の聯合ニュースによると、李社長はアップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏の追悼式に出席した際、同社のティム・クック最高経営責任者(CEO)と2~3時間にわたり会談し、「良好な関係構築」に向けた協議を行ったことを明らかにした。
サムスン電子は、スマートフォンではアップルとライバル関係にありながら、半導体ではアップルが主要顧客というねじれ関係にある。このため、アップルがスマートフォン市場でのサムスン電子の攻勢を阻もうと、半導体部門でサムスンとの関係を見直す可能性は以前から指摘されてきた。
ロイター通信は先ごろ、ファウンドリー最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が、アップルの次世代プロセッサー「Apple A6」のテスト生産を開始したと伝えていた。
しかし、TSMCの28ナノメートル製造プロセスは依然として不安定で、アップルがTSMCへの生産シフトは困難と判断したのではないかとの見方も出ている。
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