ニュース 医薬 作成日:2011年10月20日_記事番号:T00033242
台湾系製薬会社、ポラリス・グループ(本社・米カリフォルニア州)は、新竹生物医学園区(新竹県竹北市)に量産目的としては台湾初のタンパク質新薬工場を設置する。敷地面積は3,500坪、投資額は15億台湾元(約38億円)で、3年以内の完成を見込む。20日付工商時報が伝えた。
同社は台湾系企業による出資比率が90%を超える新興製薬会社。新工場では肝臓がん用の分子標的薬「ADI−PEG20」を生産する予定で、工場の設計作業が大詰めを迎えている。同社の呉伯文執行長は19日、設計担当者と共に建設地を視察した。
ADI−PEG20は、既に米食品医薬品局(FDA)から第3相臨床試験の実施が認められた。ポラリスは現在、「世界初の肝臓がん治療薬開発」をめぐって、基亜生物科技(メディゲン・バイオテクノロジー)が臨床試験を進めている肝臓がん治療薬「PI88」と争っている。
ポラリス・グループは2006年に設立され、現在の資本金は7,500万米ドル。08年には台湾瑞華新薬研発を合併している。株主構成は新東陽集団(出資比率37%)のほか、▽兆豊国際商業銀行▽中加創投▽欧華創投▽台湾工銀波士頓創投──など。
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