世界銀行が発表した2012年世界ビジネス環境評価によると、世界183カ国・地域のうち台湾は25位で、前年の24位（評価対象10項目換算）から１ランク下落した。21日付経済日報が伝えた。
台湾の順位が最も高かった項目は、今回追加された「電力確保」で、前年と同じ３位。順位を上げたのは、▽起業（16位）▽納税（71位）▽建築許可手続き（87位）▽契約執行（88位）──。残り５項目は軒並み下落した。
首位は６年連続でシンガポールだった。このほかアジアでは、前年15位だった韓国が８位に浮上し、タイ、マレーシアが台湾の順位を上回った。こうした結果に対し、行政院経済建設委員会（経建会）の劉憶如主任委員は「危機感を覚える」と語り、来年の目標はマレーシアを追い抜くこととした。
