ニュース 電子 作成日:2011年10月21日_記事番号:T00033277
タイを襲った過去50年で最悪の洪水で、工業団地が相次いで浸水する中、ハードディスク駆動装置(HDD)の生産拠点が相次いで操業を中止し、市場ではHDD価格が高騰している。21日付電子時報などが伝えた。
タイはHDDの世界生産量の40%を占める生産基地で、最大手の米ウエスタンデジタル(WD)をはじめ、シーゲート、日立グローバルストレージテクノロジーズ、東芝などのメーカーが進出している。各社は工場自体が浸水したか、スピンドルモーターなどの部品を供給する取引先が洪水で操業を停止したため、生産が不可能となっている。
この結果、HDD市場では、東日本大震災当時を上回る品薄状況となっており、主要な需要先であるノートパソコンメーカーが物量確保に動いた結果、2.5インチHDDは5〜10%値上がりした。500ギガバイト(GB)以上の大容量HDDはさらに値上がりしているという。
ウエスタンデジタルは、タイ工場の操業再開まで4〜6カ月を要すると見込んでおり、HDDの品薄状態は長期化する見通しだ。
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