ニュース 電子 作成日:2011年10月21日_記事番号:T00033284
発光ダイオード(LED)パッケージング(封止)最大手の億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)はこのほど、日亜化学工業の意匠権(台湾登録第089,036号)をめぐる訴訟で、今年3月の智慧財産法院(知的財産裁判所)による無効判定を不服とする日亜化学の上告を最高行政法院が棄却したため、勝訴した。この意匠権は、携帯電話などの液晶バックライトに使用されるLEDに関するもの。21日付工商時報が報じた。
日亜化学は「この意匠権をめぐる訴訟では、米国で有効と認める判決が出ているため台湾の判決に驚いている。台湾の専門家がおかしいと指摘する声も聞いている」とコメントした。なお、日亜化学は最近、エバーライトのLED製品が日亜化学の特許を侵害しているとして、同社製品を販売する日本企業を相次いで東京地方裁判所に提訴している。
エバーライトの葉寅夫董事長は、今後も日亜化学との他の知的財産権訴訟で反撃を続けるとコメントした。両社は2006年から知的財産権訴訟が絶えない。エバーライトはこれまでに世界で、日亜化学の知的財産権21件の無効判定を勝ち取っているという。
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