ニュース 社会 作成日:2011年10月24日_記事番号:T00033288
全米女子プロゴルフ協会(LPGA)の「サンライズLPGA選手権」が20〜23日、桃園県の揚昇高爾夫郷村倶楽部(サンライズゴルフ&カントリークラブ)で行われ、世界ランク1位の「台湾之光」、曽雅ニ(ヤニ・ツェン、22歳、ニは女へんに尼)選手が、地元の声援に応えて優勝し、見事故郷に錦を飾った。
曽選手は「故郷で優勝できて本当にうれしい」と満面の笑み(23日=中央社)
「18ホールで勝利が訪れるのを感じた」という曽選手は、66をマークし、通算16アンダーの272で、2位のスペインのアサハラ・ムニョス選手と韓国のエイミー・ヤン(梁煕英)選手に、5打差をつける圧勝。30万米ドルの優勝賞金を獲得し、今季通算7勝目を挙げた。これによって、曽選手の獲得賞金は287万3,629米ドルに達し、3大会を残して今年の賞金女王となることが確定した。
LPGAツアーが台湾で開催されたのは、今回が初めて。実は開催までの道のりは決して平坦ではなかった。主催者はLPGAと3年連続開催の契約を結ばなければならず、2億台湾元という莫大な経費がかかる。それ以上に問題だったのは、台湾に「中華台北」の名称を用い、国際オリンピック委員会の会旗を使うように要求する、中国からの圧力だった。
これには納得できないと主催者の許典雅ゴルフクラブオーナーは、「私の国、私のゴルフ場、私の縄張りで開催するのに、我が国の国旗を掲揚できないのでは意味がない」。そこで、賞金総額をアジア地区最高額となる200万米ドルに引き上げることで、LPGA側に「中華民国」の名称と国旗を用いることを受け入れさせたという。
今回は世界ランキング上位10位のうち7選手が参戦するとあって、ギャラリーは4日間で延べ6万6,971人に達する空前の規模。海外11社約50人を含む290人のメディアが取材に訪れ、中継は世界33カ国に及ぶ盛況ぶりだった。その宣伝効果と商業利益は計り知れない。
世界ランク1位の座は当分揺るぎそうになく、ヤニ・ツェン旋風の勢いはとどまるところを知らないようだ。
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