ニュース 政治 作成日:2011年10月24日_記事番号:T00033289
野党・民進党の総統選公認候補、蔡英文主席が23日、新北市板橋区で選挙対策本部の開所式を行った。選対本部を台北市に置かないのは異例だが、蔡主席は昨年、新北市長選に出馬して、民進党候補としては同選挙区で初めて100万票(得票率47.39%)を獲得して善戦しており、台湾全土で最大の有権者人口を抱えることからも同市での得票が鍵と見て拠点に選んだとみられる。
蔡主席の選対本部は、明るい黄色が目を引く(中央社)
同党によると10万人を集めた選挙集会で蔡主席は、馬英九総統が提起した中国との平和協定を「子供だまし」と批判。「急進的な両岸(中台)政策は、施政の無能よりもさらに恐ろしい」と指摘した。
これに先立ち蔡主席は、中台平和協定を「公民投票法」に盛り込むよう同法を改正することで協議を行うよう馬総統に呼びかけた。中台間で平和協定を含む重要な交渉を行う際は、事前にその内容について住民投票を行って、交渉の結論についても改めて住民投票で賛否を問い、否決された場合は無効とするべきと主張している。これに対し総統府は「選挙目的の提案だ」と批判し拒絶した。
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