ニュース 建設 作成日:2011年10月24日_記事番号:T00033296
不動産仲介業者によると景気低迷に伴い、台湾全土でオフィスフロアーの賃料が最も高い台北101ビルが、賃料を1坪200台湾元(約500円)引き下げたもようだ。同ビルは「全面的な引き下げではなく長期契約テナントに対する優遇割引だ」と説明している。不動産仲介大手の信義房屋傘下、全球資産管理の王維宏経理は、同ビルへの中国企業の入居が思うように進んでいないことを示すほか、不況下のテナント離れ防止策とみている。22日付聯合報が伝えた。
台北101ビルによると、同ビルのオフィスフロアーの空室率は15%前後で、契約を更新する企業は70~80%。現在の契約額は1坪当たり毎月3,200~4,600元。オフィスが何階に位置するか、また借りている面積によって賃料は異なるが、全体としては来年の賃料は横ばいという。
なお、台湾オフィスの拡張や移転計画を取りやめた多国籍企業も少なくないとされ、ここ2年間上昇してきた台北市のオフィス賃料は、踊り場を迎えている。
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