ニュース 社会 作成日:2011年10月25日_記事番号:T00033319
 24日に世界同時発売された、米アップルのカリスマ創業者、故スティーブ・ジョブズ前最高経営責任者(CEO)の評伝『Steve Jobs』(ウォルター・アイザックソン著)が、台湾でも飛ぶように売れている。予約部数は7万部を超え、発売初日だけで2万部を売る人気。10秒に1部売れた計算で、伝記ジャンル部門での過去最高記録を塗り替えた。
評伝はジョブズ氏が最後に残した「大ヒット作」となるのか(24日=中央社)
取材嫌いで有名なジョブズ氏が、唯一全面的に協力した本人公認のこの評伝は、著者が約3年間にわたり、ジョブズ氏本人や家族、友人、同僚らに50回近くのインタビューを実施して完成させたもの。ジョブズ氏の生い立ちからアップル社起業の経緯、スマートフォン「iPhone」など数々の革新的商品誕生の秘話だけでなく、経営の極意や死生観など「ジョブズワールド」を明らかにした話題作で、プライベートな未公開写真も多く含まれている。24日に世界の計20社の版元から14言語で同時発売された。
台湾では天下文化出版が『賈伯斯伝(ジョブズ伝)』(816ページ、予約販売価格は25%割引の599台湾元)と題し、初版としては過去最高の22万部を発行。大手書店の誠品書店と金石堂書店は24日、通常より営業時間を早め午前7時に開店するという異例の対応をとったが、それより早い午前5時すぎから話題作を入手しようとファンが列を作った。
また、誠品書店では、ジョブズ氏のトレードマークだった黒いTシャツを着用した来店客にはリンゴをプレゼント。評伝の購入者には、ジョブズ氏肖像画入りの袋が数量限定で送呈された。
インターネットでの購入も人気で、オンライン書店の博客来網路書店では、同書の予約注文が4万2,000部に達し、繁体字書籍の予約部数としては過去最高を記録した。
購入者からは「アップル製品のファンで彼のことを知りたい」、「サクセスの極意をつかみたい」などの声が聞かれた。まとめて3冊購入し、1冊は封を開けずに記念に残すという熱心なファンもいた。
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