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「金瓜石鉱山と日本鉱業」、28日から特別展


ニュース 社会 作成日:2011年10月26日_記事番号:T00033351

「金瓜石鉱山と日本鉱業」、28日から特別展

 戦前、アジア第一の金属鉱山と呼ばれた金瓜石鉱山(1987年閉山)の当時の操業の模様や、鉱山町の暮らしぶりなどを写真や映像の資料で展示する特別展「100年回顧・金瓜石鉱山と日本鉱業」が、28日より現地の新北市立黄金博物館(新北市瑞芳区)で始まる。


孫文が久原房之助にあてた直筆の手紙(JX金属提供)

 同展には、JX日鉱日石金属が、茨城県日立市にある日鉱記念館の所蔵物から20数点を提供した。JX金属は、前身の日本鉱業が1933年から45年まで金瓜石鉱山の経営に当たった。

 同展では金鉱石鉱山の当時の様子や、日本鉱業のかかわりをパネルで紹介するほか、昔の鉱山での暮らしを伝える映像、戦前に使われていた削岩機などが紹介される。金瓜石鉱山を買収した日本鉱業の創業者、久原房之助は革命資金を援助するなど孫文と親交があり、孫文が久原にあてた手紙の実物も展示される。

 金瓜石鉱山は最盛期の1930年代後半には年間5トン以上の金を産出し、日本人約740人を含む9,400人以上の従業員が働いていた。

 特別展は12月4日まで行われる。