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台湾とニュージーランド、ECA締結の調査入り【表】


ニュース その他分野 作成日:2011年10月26日_記事番号:T00033360

台湾とニュージーランド、ECA締結の調査入り【表】

 経済部の施顔祥部長は25日、台湾とニュージーランドが経済協力協定(ECA:Economic Cooperation Agreement)の締結に向けた実現可能性調査に入ると発表した。中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)締結後、台湾がECA調印のための協議に入るのはシンガポールに次いで2カ国目。26日付経済日報が伝えた。

 合意すれば、ニュージーランドに輸出される台湾製の工業製品のうち、関税率が5%を超える手工具、鉄鋼製品、ポリプロピレン薄膜が恩恵を受ける見通しだ。またニュージーランドから輸入される乳製品や牛肉、キウイなどの関税が低くなり消費者にとってメリットとなる。台湾の農業には乳製品で若干の影響が出るという。

 施経済部長によると、実現可能性調査は1年以内に終了し、その後に実質的な交渉に入る。シンガポールとニュージーランドは環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉参加国でもあり、両国との経済貿易関係の緊密化は台湾のTPP参加にも役立つと期待される。