太平洋崇光百貨（太平洋そごう）は25日、11月10日から本格的にスタートする周年慶（創業祭）セールを前に従業員に対する激励式を開催し、黄晴雯・同社董事長は、セール期間中の売上高目標を前年比３％増の89億台湾元（約224億円）をとすると表明した。26日付工商時報が報じた。
なおこの日、太平洋そごう周年慶の第１陣としてセールを実施中の天母店が、期間売上高７億8,000万元の目標を達成したとして、同店従業員への報奨金支給が発表された。
台湾ハイテク業界などでは「（景気の春を告げる）ツバメが来ない」と低迷を嘆く声が聞かれる中、激励式に出席した同百貨店を傘下に置く遠東集団（ファーイースト・グループ）の徐旭東董事長は、「そごうは常に台湾経済の重要指標ととらえられてきたが、第４四半期の消費動向は好調だ」と強調、「そごうにはいつもツバメがいる」と豪語した。
