ニュース 公益 作成日:2011年10月27日_記事番号:T00033381
経済部水利署の呉約西副署長は26日、今月中旬に新竹県で海水淡水化モデルプラントの建設に着手したことを明らかにした。費用は建設費に4,500万台湾元(約1億1,000万円)、設計・監督費に1,100万元を投じる。完成は2012年末の予定で、ここで淡水化した水は新竹科学工業園区(竹科)のハイテクメーカーなどに試験提供する。27日付工商時報が報じた。
水利署はこれまでに新竹で海水淡水化プラントの建設計画を推進してきたが、淡水化した水のコストやフッ素含有量の高さに対し、供給先となるメーカーから懸念が示されていた。そこでまず1日当たり処理能力50トンのモデルプラントを設置、その水質にメーカーから納得を得た上で、正式なプラントを建設する運びとなる。
水利署は、台湾のハイテク産業は水不足に弱く、渇水期や干害などで20%の不足に陥った場合、50%の製造工程が停止に追い込まれる恐れがあり、リスクが高いと指摘。そのため、離島だけでなく、本島でも産業用水の備えとして、海水淡水化プラントを建設する必要があると強調した。
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