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豪産牛骨から肉質改善剤、輸入差し止め


ニュース 農林水産 作成日:2011年10月27日_記事番号:T00033382

豪産牛骨から肉質改善剤、輸入差し止め

 行政院衛生署は26日までに、オーストラリア産の牛の骨から肉質改善剤「サルブタモール」が検出されたとして、輸入を差し止めた。中央社電が伝えた。

 問題の牛の骨からは、0.9ppb(1ppbは
10億分の1)という微量のサルブタモールが検出された。台湾では肉質改善剤が微量でも検出されれば、食品の輸入ができない。台湾で輸入肉製品からサルブタモールが検出されたのは初めて。

 税関は既にオーストラリア側に通知を行い、輸入業者が輸入する同じ分類のオーストラリア産牛肉に対する検査率を5%から20%に引き上げる措置を取った。

 サルブタモールはヒトのぜんそく治療薬で、肉質改善効果があるとされる。しかし、米国、カナダで使用が認められている肉質改善剤「ラクトパミン」に比べ毒性が強く、オーストラリア、米国、カナダで動物への使用が禁止されている。