ニュース 運輸 作成日:2011年10月27日_記事番号:T00033385
長栄航空(エバー航空)の張国煒総経理は26日、最近の航空貨物市場の低迷について、「今年の第3四半期は、例年クリスマスシーズンに向けてやって来る出荷増の波がなく、これは業界に入って初めての経験だ」とその深刻さを指摘した。その上で来年についても「受注見通しは非常に悪い」と語った。27日付工商時報が報じた。
一方、旅客市場について張総経理は、タイの洪水の影響が懸念されるものの、今年欧州連合(EU)が台湾人に対するノービザ(査証免除)措置を導入したことで同社欧州線の搭乗率が85%に上昇したほか、中台直航便効果により、利益は安定成長していると強調した。ただ、過去の経験から旅客市場の景気は貨物市場の6カ月後追いとなることが多く、今後影響が出るかどうかについては注視が必要と語った。
なおエバー航空および傘下の立栄航空(ユニー航空)は今後4段階に分けて、機体の更新を進める。立栄航空はフランスATR社から「ATR 72−600s」を10機購入し、来年9月から現在使用されている「DH8−300」(56人乗り)8機、および台湾域内線の「MD−90」と交換する。また「エアバスA−321」18機のリースも予定するほか、「ボーイング777」を導入し、老朽化した「MD−11」15〜16機(うち10機は貨物機)と交換。2015年にリース期限を迎える「エアバスA−330」の「ボーイング787」または「エアバスA−350」への変更も予定している。
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