ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年10月27日_記事番号:T00033392
欧米の財政危機で鉄鋼相場が世界的に不安定になる中、中国の業界情報サイト、MySteelは、与信引き締め政策と不動産市況低迷の影響により、ここ数週間で中国鉄鋼産業の5%が一時的に操業を停止、華南地域では中小メーカーの20~30%が高炉を閉鎖したとの情報が出ていると伝えた。これに関連して中国鋼鉄(CSC)の鄒若斉董事長は「正確な情報は把握していない」とした上で、「国際市況が低迷している時は、生産過剰地区の鉄鋼メーカーが操業を停止したり減産すれば市況の活発化に役立ち、その後の取引にも期待ができる」と述べた。27日付工商時報が伝えた。
MySteelによると、中国での生産停止を受けて、9月初旬から鉄鉱石の国際相場が約30%下がり、ここ15カ月で最安値を付けた。現在のスポット価格は1トン145米ドルという。
鄒董事長は、華南地域で操業を停止したとされる中小メーカーがどのような会社なのか、どんな製品を減産しているのかについては「さらに観察が必要」と述べるにとどめた。なお鄒董事長は「当社は当面、減産する予定はない」と明言した。
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