ニュース 電子 作成日:2011年10月27日_記事番号:T00033397
液晶パネル大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)は今年、設備投資額の下方修正既に2度にわたって行い、当初予定の1,000億台湾元から500億元(約1,260億円)まで引き下げているが、同社南部科学工業園区(南科)分公司の王志超総経理はこのほど、「3度目の修正を行うことになる」と表明した。現在、同社8.5世代工場は第1段階の生産ラインが既に完成しているが、第2段階の設備搬入を延期する考えだ。27日付工商時報などが報じた。
来年について同社は、新竹科学工業園区(竹科)竹南基地(苗栗県竹南鎮)の3.5世代工場の生産能力を拡充する予定で、低温ポリシリコン(LTPS)パネルおよびハイエンドパネルの新設備を第1四半期に搬入する予定だが、大型パネルについては新たな生産ラインを追加する計画はない。
王総経理は、パネル産業は既に成熟期に入り、生産能力を競い合う時代は終わったとした上で、現在の低迷について「産業の発展にとっては良いことだ」と指摘した。
なお市場では、同社がブラジルでの生産を計画しているとの観測が出ている。王総経理も、中国以外の新興市場開拓は必須と語っているが、具体的な計画については「コメントできる段階にない」とした。
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