ニュース 社会 作成日:2011年10月28日_記事番号:T00033406
自然界の新・世界七不思議を選出するインターネット投票が、大詰めを迎えている。スイスに本拠を置く「新・世界七不思議財団」が主催するもので、投票締め切りの11月11日午後7時11分まで、あと2週間に迫った。
2007年に次ぐ第2回目となる今回は、世界440カ所の景観の中から、第1段階のネット投票で77カ所が選出された後、第2段階で7人の専門家が28カ所を絞り込んでいる。投票者は、最終候補28カ所の中から7カ所を選出する仕組みで、電子メールアドレス1つにつき投票権は1回。投票後に主催者からの返信メールが届けば、有効票だ。
最終候補の中には、米国のグランド・キャニオンや南米のアマゾン川、アフリカ最高峰のキリマンジャロ、オーストラリアのグレート・バリア・リーフ、イタリアのヴェスヴィオ火山、エクアドル領のガラパゴス諸島などに混じり、アジアでは台湾の玉山も入っている。中国の各候補地や、日本の富士山を破って28強入りしたのだ。
玉山の主峰は標高3,952メートルと、東北アジアの最高峰。10万ヘクタール余りに広がる玉山国家公園は、独自の生態資源に恵まれ、台湾固有種の台湾黒熊(ツキノワグマ)や帝雉(ミカドキジ)も生息し、歴史的な文化資源も豊富なことが評価されたのだろう。
東北アジアで最終候補に残っているのは、玉山のほか韓国の済州島だけ。主催者によれば、玉山の票数は低迷しており、済州島に大きく水をあけられているらしい。国を挙げて投票に力を入れる韓国の半分以下の人口しかないのも、台湾にとっては不利だ。
済州島に負ければ、台湾のメンツにかかわる──。民間団体の民間永続発展促進会や荒野保護協会、主婦聯盟などは27日、総統候補者や行政院などに対し、支持者や職員に投票を促してほしい、と呼びかけた。確かに、台湾の国際的な知名度アップと観光振興のためにも、このチャンスを利用しない手はない。玉山は知名度がいま一つという気もするが、結果はどうなることやら。
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