ニュース 電子 作成日:2011年10月31日_記事番号:T00033455
台湾ノートパソコン大手が超薄型軽量機種の「ウルトラブック」を相次いで投入する中、消費者の反響は低調で、業界関係者は華碩電脳(ASUS)、宏碁(エイサー)による年末までの販売台数はそれぞれ約10万台にとどまり、当初目標の20万~30万台の達成は困難とみている。31日付電子時報が伝えた。
ウルトラブックは、ノートPC各社とインテルの大々的な宣伝で、話題性は十分だったが、消費者の間で割高感が根強いことに加え、性能面が不透明な新機種の購入には慎重な消費者が多く、売り上げは伸び悩んでいる。
業界関係者は、ウルトラブックの販売を伸ばすためには、性能面での改善に加え、ブランド力の強化が欠かせないと指摘した。また、価格を据え置いた場合、アップルの人気機種「MacBook Air(マックブック・エア)」より少なくとも100米ドル高く、売れ行きは伸び悩むとみている。業界内では、一般消費者が受け入れ可能な価格帯を699~999米ドルと予測する。
業界関係者は、ノートPC市場に占めるウルトラブックのシェアが、インテルの次世代プラットフォーム「Ivy Bridge」の採用機種が発売される来年3~4月の時点で10%、来年9月ごろとみられる「ウィンドウズ8(Windows8)」の発売後に20~30%まで高まる可能性があるとみている。
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