ニュース 電子 作成日:2011年10月31日_記事番号:T00033456
米ヒューレット・パッカード(HP)は27日、これまで検討を続けていたパソコン事業の分離を撤回し、同事業を今後も維持し、タブレット型PCについても継続して展開すると発表した。この決定に対し宏碁(エイサー)の王振堂董事長は、「HPが事業を継続してPC産業でイノベーションを目指すことは、マイクロソフト(MS)陣営を強化することになり、他の陣営に対抗する上でプラス効果がある」と前向きな評価を示した。29日付工商時報が報じた。
王董事長は、現在ICT(情報・通信に関連する技術の総称)産業には、アップル、グーグル(アンドロイド)、MS(ウィンドウズ)の3陣営が存在し、アップルは今後2年は高成長を続けるが、アンドロイドはグーグルがモトローラを買収して以降、パートナーブランドがMSに流れる傾向となっていると指摘。MSがウィンドウズ8(Windows8)を投入すれば、ノートPC、タブレットPC、スマートフォンの分野で再起が期待できると語った。
HPがPC事業が維持を決めたことは、サムスン電子や聯想集団(レノボ)に買収されれば、業界の再編が起きると懸念していた台湾の受託メーカーにとっても朗報となった。
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