ニュース 政治 作成日:2011年11月2日_記事番号:T00033490
宋楚瑜・親民党主席は1日、総統選への立候補を正式に表明した。立候補に必要な25万人分を上回る、有権者の署名35万5,589人分を台北市選挙委員会に同日送付し、同委員会が確認作業を行った上で10日に行政院中央選挙委員会に送る予定だ。2日付中国時報などが報じた。

宋主席は「最後の一瞬まで戦う」と力強く宣言した(1日=中央社)
メディアの各種アンケート調査で宋主席の支持率は10%前後で、当選の可能性は低い。署名も半数以上が、泛藍(汎国民党陣営)の分裂を期待する泛緑(汎民進党陣営)支持層によるものとの観測もある。
同日の記者会見で宋主席は「台湾人に皇帝を選ばせようとしている」など、再選を目指す馬英九総統を強く批判したが、票の分裂を恐れる国民党は、廖了以秘書長が「宋主席が立候補する権利を尊重する」とコメントするなど低姿勢に徹した。ただ、宋主席が国民党を批判すればするほど、国民党支持層の結束力を強め、かえって同層からの支持獲得が困難になる恐れもある。
馬英九総統は先週、ケーブルテレビのインタビューで、宋主席の立候補が及ぼす影響について「当然心配している」と語っていた。
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