ニュース 医薬 作成日:2011年11月2日_記事番号:T00033503
製塩大手、台塩実業(台塩バイオテック)の洪璽曜董事長は1日、人工透析液用の原料塩が台湾で3社の認証を通過し、来年にも供給を開始することを明らかにした。年間数億台湾元(1元=約2.6円)の増収を見込む。2日付経済日報が伝えた。
同社は今年初め、米国薬局方(USP)の試薬規格による医療用塩の生産計画を再始動し、人工透析液の原料塩の生産に取り組んだ。
台湾の人工透析液業者は、これまで原料塩を輸入に頼っていた。台塩実業がUSP規格の原料塩の生産能力を備えたことで、台湾での調達が可能となり、コスト削減につながる見通しだ。来年は1万2,000〜1万5,000トンの原料塩の供給を見込む。
洪董事長によると、台湾には人工透析患者が約5万人おり、年間3,200万本(1本5リットル)の人工透析液が必要だ。また、中国の人工透析患者は300万人で、人工透析液の需要は世界最大の年間1億9,200万本に達するという。このため、同社は中台双方で原料塩の需要が極めて大きいとみている。
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