ニュース 電子 作成日:2011年11月2日_記事番号:T00033510
台湾積体電路製造(TSMC)が中部科学工業園区(中科)に建設した12インチウエハー新工場「Fab15」の第1期工場がこのほど完成し、間もなく生産を開始する。これを機に、同社の28ナノメートル製造プロセスによる量産にさらに弾みが付きそうだ。2日付経済日報が伝えた。
TSMCは1日、完成したFab15の内部を初めて記者団に公開した。すべて28ナノプロセスを採用しており、当初の生産能力は月5万枚以上を見込む。Fab15はTSMCが28ナノ分野でライバルのサムスン電子に対抗する上で重要な戦力となる。
TSMCの張忠謀董事長は先ごろ、2012年末時点で、28ナノプロセスによる売り上げ比率を10%以上に高めるとの目標を掲げた。今年第3四半期時点ではわずか0.5%だったが、年内には2%まで高まる見通しだ。
Fab15第2期工場は建物が近く完成し、来年第1四半期には生産ラインの設置、第4四半期には生産開始を見込む。第3、4期工場は来年着工し、2013年末の完成後は20ナノプロセスによる生産を計画している。第1~4期の投資総額は4,000億台湾元(約1兆円)を超える見通しだ。
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