ニュース 社会 作成日:2011年11月3日_記事番号:T00033517
行政院環境保護署(環保署)の最新報告によると、台湾では大気中の微小粒子状物質(PM2.5)濃度が1日平均で17.2μg/m3(マイクログラム/立方メートル)、瞬間では最高72μg/m3を超え、1日平均の基準値35μg/m3の2倍以上に達することが明らかとなった。微小粒子を過度に吸入すると心臓発作を引き起こし死亡する確率が高くなるという。3日付中国時報が報じた。
環保署では現在、大気の品質を測るため髪の毛の直径の7分の1に相当する粒子状物質(PM10)を観測しているが、微小粒子は髪の毛30分の1の大きさでよりヒトの肺胞に侵入しやすい。
子供を対象とした研究によると微小粒子の濃度が17.2μg/m3を超えるとぜんそくにかかる危険性が高くなるとされる。報告によると2006〜08年の微小粒子の瞬間最高記録は高雄・屏東地区が133.9μg/m3、中部地区は95.5μg/m3、北部地区が72μg/m3だった。
環保署は、年内に微小粒子濃度を大気汚染規制項目に加えることを決定しており、基準値は米国を参考に1日平均を35μg/m3、年間平均を15μg/m3とし、製鉄会社や電力会社、ディーゼル車などの監督基準とする考えだ。
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