海外ツアーや航空券、台湾各地のホテル宿泊券などが格安で提供される毎年恒例の台北国際旅展（台北インターナショナル・トラベルフェア）が11〜14日、台北世界貿易センター展示場１館、３館（台北世貿一館、三館）で開催される。今年も東北アジア、東南アジアツアーを１万台湾元（約２万6,000円）以下の低料金で提供するなど、業界各社が購買意欲の刺激に力を入れる。３日付経済日報が報じた。
マレーシアの伝統衣装や世界各地の踊りで会場は盛り上がりを見せた（２日＝中央社）
近年、台湾に新たなホテルやレジャー施設が相次いで新設されていることから台北国際旅展への参加企業も増えている。また日本、香港、マカオからの出展規模も拡大、今年の出展数は昨年の1,200ブースから1,500ブースへと25%増加し、アジア最大の旅行展示会に成長した。なお「日本館」への出展は今年100ブースに達するという。
大手旅行会社、雄獅旅遊集団（ライオン・トラベル）によると、第４四半期の旅行市場はタイで大洪水が起きたものの好調が続いている。ただ、電子業界で無給休暇が拡大すれば11〜12月の海外旅行市場に影響する懸念があるため、多くの業者が比較的台湾に近いエリアを対象に短期の格安ツアーを企画しているという。
