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入れたてコーヒーでカルテル、コンビニ4社に罰金


ニュース 商業・サービス 作成日:2011年11月3日_記事番号:T00033528

入れたてコーヒーでカルテル、コンビニ4社に罰金

 行政院公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)は2日、台湾全土でコンビニエンスストアを展開する流通大手4社が、店頭で販売する入れたてコーヒーの価格を同時に引き上げたのは価格カルテルに当たるとして、公平交易法(独占禁止法に相当)に基づき、合計2,000万台湾元(約5,200万円)の罰金処分を下した。

 各社の罰金は、▽統一超商(セブン−イレブン)1,600万元▽全家便利商店(台湾ファミリーマート)250万元▽萊爾富国際(ハイライフ)100万元▽来来超商(OKマート)50万元──となっている。

 各社は10月4日からの1週間以内に、牛乳を使用する入れたてコーヒー価格を相次いで引き上げていた。

 公平会は「コンビニ4社のカルテルによる入れたてコーヒー値上げは、相互の競争を排除し、不当なカルテルで利益を得ようとしたものであり、市場の競争機能を阻害するものだ」と処分理由を説明した。

 公平会は、牛乳の含有量、種類、内容量、成分などが同一ではないにもかかわらず、4社が同じ週に価格を5元引き上げており、企業間での調整があったと推定できるとした。

 中央社電によると、統一超商と台湾ファミリーマートは処分を不服として、行政訴願(行政処分に対する異議申し立て)を行う方針を表明。ハイライフとOKマートは処分書を受け取った上で対応を決めると説明した。