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BPA含む感熱紙、来年3月から販売禁止


ニュース 社会 作成日:2011年11月4日_記事番号:T00033547

BPA含む感熱紙、来年3月から販売禁止

 経済部標準検験局は、市中の感熱紙の60%以上に環境ホルモンのビスフェノールA(BPA)が含まれていることが分かったことを受け、来年3月15日から同物質を含む感熱紙の販売を禁止することを決めた。違反者には最高200万台湾元(約520万円)の罰金が科される。4日付蘋果日報が伝えた。

 感熱紙はレシート、現金自動預払機(ATM)の利用明細票、航空機や列車の乗車券、ファクス用紙などに広く使用されており、各方面は期限までに対応を迫られる。

 標準検験局は先ごろ、ファクス用紙15点、公共交通機関の乗車券やATM明細票など約30点を分析した結果、60%以上からBPAが検出された。詳細な検査結果は近く公表する。

 BPAの健康被害をめぐっては、諸外国で議論があるが、早熟などを誘発する内分泌かく乱化学物質として知られている

 永豊紙業(YFP)の調達担当者は「台湾の感熱紙は95%が輸入だが、BPAを含む感熱紙はほぼ在庫を消化した。調整に問題はない」と話した。