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うな弁販売停止も、価格高騰で業者悲鳴


ニュース 農林水産 作成日:2011年11月4日_記事番号:T00033551

うな弁販売停止も、価格高騰で業者悲鳴

 ウナギの主要産地、雲林県で養殖ウナギの価格が上昇し、3日に1キログラム1,030台湾元(約2,700円)と、ここ50年で最高値を付けた。弁当チェーンでは現在、うなぎ弁当が1個160元に高騰、高すぎて販売を停止する店も多いという。4日付中国時報が伝えた。

 宜蘭県の弁当チェーン「悟饕便當」の李照禎理事長によると、今年はウナギの供給量不足が深刻で輸入コストも上がっている。そのためうなぎ弁当は昨年の90元から今年初めに120元に上がり、現在は160元にまで上昇している。

 台北市の人気うなぎ料理店「京都屋」はうなぎ飯を200元から280元に引き上げた。しかし「不景気なのでコスト上昇分をすべて価格転嫁できない」と話している。

 また、漁業組合の彰化区漁会によると、同会で販売しているかば焼きは、一昨年に5匹850元だったのが現在は1,400元まで上昇。それでも赤字だという。原料のウナギに1,050元かかるほか、加工賃などを加えると1,800元が合理的な価格だと説明する。

 なお、今年はオニテナガエビや伊勢エビなども品不足が深刻だ。オニテナガエビは20%、伊勢エビは30%値上がりしているという。