ニュース 金融 作成日:2011年11月4日_記事番号:T00033555
行政院金融監督管理委員会(金管会)は3日、台湾の銀行の海外支店とオフショア銀行部門(OBU)による中国の有価証券、債券への投資を解禁した。銀行は中国で適格外国機関投資家(QFII)資格を取得すれば、中国のA株(国内投資家向け株式)やパンダ債(海外の発行体が中国で発行する人民元建て債券)などへの投資が可能となる。4日付聯合報が伝えた。
金管会銀行局は、銀行業界による中国の有価証券、債券への投資規模は3,000億~4,000億台湾元(約7,800億〜1兆400億円)になるとみている。
中国の有価証券、債券への投資は、保険業者を対象に先行解禁されている。実際の投資には中国側の手続きを踏む必要があり、これまでに新光人寿保険、中国人寿保険が中国証券監督管理委員会(CSRC)からQFII資格を取得した。現在は中国の為替管理当局である国家外匯管理局に投資枠を申請している。台湾側が定める投資上限は海外投資総額の10%で、4,000億元程度の投資が見込まれている。
銀行業界と保険業界を合計すると、8,000億元程度の資金がA株やパンダ債に投じられる見通しだ。
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