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台プラ4社、10月は20%増収


ニュース 石油・化学 作成日:2011年11月4日_記事番号:T00033559

台プラ4社、10月は20%増収

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社の10月売上高は、前月比20.37%増の1,165億8,400万台湾元(約3,000億円)だった。4日付工商時報などが報じた。

 4社のうち台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)が前月比
45.57%増、前年同月比36.1%増の694億7,400万元で大幅増収となった。同社は増収の理由について、ナフサプラント3工場の年次保守が10月下旬に終了し石化製品の販売量が前月比で38%増加したこと、10月は1日当たりの精油量が前月比で7万3,000バレル増えて石化製品の販売量が51%増えたことなどを挙げた。

 一方、台塑石化以外の3社はオファー価格の下落などにより軒並み前月比3~4%の減収となった。台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は販売量が増加したものの売上高は前月比4.59%減の208億2,100万元と、2年ぶり最低となった。

 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)はライン稼働率は90%と9月の62%から上昇したものの、中国需要の低迷や米国の低価格製品の流通などにより、売上高は前月比3.3%減の126億1,900万元となった。南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)は前月比4.13%減の136億6,900万元だった。