ニュース 電子 作成日:2011年11月4日_記事番号:T00033568
4日付経済日報によると、鴻海科技集団(フォックスコン)が中国・広東省東莞市の工業団地、黄江裕元工業園で進めていたタッチパネルや関連材料などの新工場設置計画が、液晶パネル市場の低迷を受け中止となったもようだ。今後鴻海は、リソースを傘下の奇美電子(チーメイ・イノルックス)に集中し、タッチパネル事業の発展を図る構えとされ、同業大手の宸鴻集団(TPKホールディング)や勝華科技(ウィンテック)にとって脅威となりそうだ。なお、同計画の中止について鴻海はコメントを控えている。
鴻海が計画していた東莞のタッチパネル工場は面積10万平方メートルで、投資額は総額1億米ドル。今年3月に操業開始が予定されていたが、現在倉庫として利用されているという。
また市場では、市況の低迷のほか、鴻海は奇美電から中小型パネルおよびタッチパネル事業を分離しようとしたが、奇美電の大株主の反対に遭ったことも東莞工場計画に影響したとの見方も出ている。
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